お盆とは
今年もお盆の季節がやってまいりました。コロナ禍において離れて暮らすご家族の帰省や、遠方への墓参り等どのようにお盆を迎えるか頭を悩ませておられる方もいらっしゃることかと存じます。
お盆とは盂蘭盆(うらぼん)と正式には申します。
これは、「盂蘭盆経」という経典にでてくるお釈迦様のお弟子で目連尊者(もくれんそんじゃ)という方のお話にちなんだ行事のことであります。
現在では日本人の大切な伝統行事になっており、地域にあっては、盆踊りやお祭り、精霊流しに、花火大会等、例年ですと街も賑わいのある期間になっております。
そのお盆の期間は、実は地域により様々であります。と申しますのも、暦が関係してまいります。本来は旧暦の7月15日をを中心に行っておりましたが、現在の暦になると8月になってしまいます。その為、7月をお盆ととらえる地域もございますし、8月で行っている地域もあるというのが現状です。
ここ郡山では全国的に言われている、8月の13日~16日までの期間を指しております。
今年のお盆は、己を見つめ直す時間も沢山あるかと存じます。こんな時代だからこそ、
無限の命のつながりの中に自分の命を感じ取り、今日の自分を支えて下さる全てのご縁に感謝致し、ご家族揃ってお墓参りをしご先祖様をお迎えいたしましょう。
写真は善導寺境内に咲く、古代蓮です。
見頃7月上旬~8月中旬まで。